STAP騒動

STAP騒動について、もはや疑いの余地なく捏造であると断言できる状況にもかかわらずいまだに擁護派がいて驚く。

「能力不足で、悪意なくああいうことをやってしまった」派 vs 「能力はあるが、悪いやつ」派の論争だったのですが、すでにその域ではなくなった。なぜなら、能力がなく、かつ悪意もあるからだ。能力については説明を聞けば明らかであるが、悪意についても、ESのコンタミである(ほかに説明できない)可能性が極めて高く、そうでないにしてもデータ自体に捏造があったことは確定しているので、意図的か否かはもう決着している。意図的である。

また、上位者の監督責任うんぬんという論議は的外れだと思う。ラボのボスは当の女性研究者本人であり、トカゲのしっぽ切りという穿った見方は当てはまらない。本人がトカゲの頭だからだ。会社でいえば社長だ。この点、誤解があると思う。企業の人は、会社ではなく経団連をイメージしてほしい。経団連のメンバー企業の社長が問題を起こしたからといって、経団連の上層部に責任なんてあるわけがない。ラボというのは個々に独立した組織だ。ラボのトップが自ら問題を起こした今回のケースはラボのトップ自身に責任があるのは当然。共同研究者たちは、捏造に関与していない限り何の責任もない(だまされた被害者にすぎない)。

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